AI市場の未来からキャリアアップの方法を考える~今、就職・転職で必要なスキル・能力は何か?~

ここ数年、何かとAIArtificial Intelligence: 人工知能)、機械学習、ディープラーニングという言葉を耳にしますが、その将来性や市場規模は実際のところどうなっているのでしょうか。

気になったので調べてみました。

 AI市場の将来:国内でも世界でも右肩上がり

20199月~201911月にかけてアイ・ティー・アール社が国内AI関連企業に聞き取り調査した結果によると、国内におけるAI主要6市場の売上金額は2019年が約260億円であるのに対し、2023年には640億円にもなると予測されています。

なんと僅か4年で約250%も国内のAI市場が拡大するようです。

 また、2019年にGrand view research社がまとめた世界トップクラスのAI先進国であるアメリカの市場予測を見てみても、AI市場は2025年まで年々大幅に拡大すると予測されているようです。

確かに今ある技術だけみてもiPhoneSiriやエアコンの温度調節、車の自動運転、レントゲン写真の読影など、身の回りのいたるところでAI技術は使われていますし、今後もその適用範囲が拡大していくのは当然の流れといえるでしょう。

就活で絶対に役に立つスキル・能力:プログラミング、ディープラーニングの知識

このことを考えると、将来的には今よりも更に多岐にわたる業種においてAI技術が使われるようになるでしょうし、就職・転職する上でもAIの根幹ともいえるプログラミングに関する知識を身につけていれば、間違いなく大きな武器になるでしょう。

元々、10年ほど前から「第三次AIブーム」とよばれるインターネットビジネスが急速に成長する時代に突入しており、それに伴ってプログラミングスキルの需要も以前にも増して高まってはいましたが、やはり今後もその需要は伸び続けるでしょう。

2020年から小学校でプログラミング教育が必修化され、それに伴いプログラミングに習熟したAIエンジニアも増えてくると予測されますが、少なくとも今の小学生が就職したり、起業したりするのは10年後の話です。

それに対し、AI技術の発展に貢献できるエンジニアは「今」求められています

もし自身の将来について悩んだり、何か役に立つスキルを身に着けたいと考えたりしているのであれば、今プログラミングを学ぶことは非常に意味があることだと思います。

実際、私の会社でもこれまでは使っていなかったAIを駆使して何か新しくプロジェクトを進めようという意見があり、「会社のプロジェクトにどのようにAIを取り入れたらいいのか」、「AIでどんなことが出来るのか」という話題に始まり、自身で難しいコードを書けなくても、最低限のAIやプログラミングに関する知識が必要になってきました。

つまり、自身がキャリアアップする為にも、仕事においてプロジェクトを拡大する為にも、プログラミングの知識というのは今、間違いなく重宝されるスキルといえます。

もし本気でAIやディープラーニングの勉強をするのであれば、一つの目標設定としてディープラーニング検定を受験して認定資格の取得を目指すのも良いかもしれません。

ディープラーニング検定にはG検定とE資格の2種類があり、G検定はAI、機械学習、ディープラーニングに関する基礎知識を問われる検定で、E資格はディープラーニングの理論を理解し、それを実装する能力があるエンジニア向けの資格になります(詳細はこちらの日本ディープラーニング協会のHPを参照ください)。

幸いにも今の世の中、プログラミングスクールの数は増えており、オンラインスクールも多数存在しますので、まずは気軽にオンラインでプログラミングの無料体験レッスンを受けてみると良いでしょう。