2019年5月に元号が令和に変わりましたが、日本人の英語に対する意識も最近変わってきました。
例えば、2020年から小学校での英語の授業が必修化されたように、子供に対する英語教育熱は明らかに以前にも増して高くなりました。
一方、2010年に始まった第三次AIブーム以降、日本語⇔英語音声の機械翻訳・自動翻訳技術が飛躍的に向上し、それ故に今の大人の中には「これからは英語の勉強を頑張るよりも技術に頼った方が効率的」と考えている人もいるようです。
ただ、いくら技術が進歩したといえども、私はやはり英語を勉強した方が良いと考えているので、本記事では英語学習が何故必要なのかその理由を纏めつつ、英語力を向上させる為のポイントについて解説します。
英語学習がもたらす恩恵:世界が広がり、人生は豊かに
英語を勉強すれば、世界は間違いなく広がり、将来の選択肢も広がり、人生が豊かになります。
ちなみにここで言っている「英語を勉強する」というのは「英語をペラペラに喋れるレベルまでマスターする」という意味ではありません。
自身のやりたいこと次第で必要な英語レベルは変わってきます。
ほんの一例として、少し英語力を身に着けるだけで出来るようになることを以下に紹介します。
海外旅行
例えば、一人で海外旅行に行きたい場合、必要な英語力なんて大体「料理を注文する」「目的地への行き方を尋ねる」「ホテルにチェックインする」程度の内容を伝えることが出来れば、なんとかなります。
そして海外旅行を通じて普段とは異なる世界を経験したことによって、もしかしたら人生観が変わるかもしれません。
訪日外国人との交流
逆に、日本に来た外国人旅行者との交流から人生が楽しくなることもあります。
私は昨年、日比谷の日本酒フェスティバルに行った時にフィンランド人と知り合いになり、その後連絡先を交換してメールをやり取りする仲にまで発展しました。
正直、外国人と話すのは色々と刺激を貰えるのでかなり楽しいです。
教養が深まったり、日本の意外な良さに気づかされたりします。この経験だけでも英語を勉強していて良かったと思いました。
海外からの情報収集
また、英語の基礎知識を身に着ければ、インターネットから得られる情報量が圧倒的に増えます。
例えばgoogleで「オーロラ」と日本語で検索すると3400万件ヒットしますが、英語名の「Northern lights」で検索すれば4億件になります。
どんな情報を調べるにせよ、大体10~100倍の情報に触れることができます。
キャリア形成・収入アップ
そして何より、英語がある程度使えるようになれば、仕事の選択肢は増え、収入も増えます。
実際に下の統計データにおいても、英語力がある人ほど年収が高い傾向にあります。
出典:CareerIndex年収・転職 実態調査 vol.7
勿論、英語力以外の要因もありますが、間違いなく言えることは、「英語力に応じて高い給料のポジションをくれる企業はたしかに存在し、英語力があれば働ける企業の選択肢は増える」ということだと思います。
私自身、ある程度の英語力を身に着けたおかげで海外駐在することができ、給料もあがりました。
実体験として、やはり英語力はキャリア形成において役立ちます。
また、「仕事の選択肢が増える」ということは、「就職先が増える」という意味だけでなく、「自身でビジネスを始めるチャンスも拡がる」ということも意味しています。
例えば、今やSNS・ネット配信は超巨大市場となっていますので、海外のインフルエンサーがインスタやフェイスブック、ツイッター、YouTube、TikTokなどで発信する情報を翻訳・解説するだけでも十分需要はあるはずです。
ゲーム情報でも海外セレブのスキャンダルでも、何かそういう海外からの情報をまとめたブログを作るだけでもやり方次第で稼げるようになると思います。
自動翻訳機は使えるシチュエーションに限界がある
ここまで読んだ方は、もしかしたら「別にGoogle翻訳とポケトークがあれば、今書いてあったことは出来るのでは?」と思ったかもしれません。
たしかに出来ないこともないですが、かなり非効率です。
会話を楽しめません。
実際、私は自動翻訳機「ポケトーク」を2回使ったことがあります。
翻訳精度は結構高く、AI技術の進歩に驚かされましたが、それでもまだまだ発展途上だと感じました。
まず、会話のテンポがめちゃくちゃ悪いです。
①日本語音声を吹き込む⇒②相手に聞かせる⇒③相手が音声を吹き込む⇒④翻訳された日本語を聞く、という流れになるのですが、結構もどかしいです。この為、使える状況は限られます。
例えば、周囲が賑やかだと翻訳精度が落ちるので居酒屋では使いづらいですし、小さな声で囁いても精度は落ちるので電車の中や美術館などでも使いづらいです。
もし将来、ドラえもんに出てくる「翻訳こんにゃく」のようなものが登場し、「翻訳精度は完璧で、雑音の影響は一切なく、どんな状況でも同時通訳を可能とする翻訳機が安価で手に入る」ようになれば、不便を感じなくなるかもしれませんが、まだまだ実現は難しいと思います。
それに対し、自ら英語を学んだ場合、本気で勉強すれば数か月で簡単なコミュニケーションがとれるようになり、一年もあれば日常会話なら大体出来るようになります。
しかも一度身に着けた英語の知識は、機械と違って充電や故障の心配がないので、生涯の財産となります。
だからこそ私は、自動翻訳の技術がどんなに発展しようとも、英語の勉強は絶対にすべきだと考えています。
英語上達のポイント:「本人のやる気」と「効率的な学習法の確立」
では、どうやって英語を勉強したら良いのでしょうか?
まず強調しておきたいのが、一番大事なのは本人のやる気です。本気でやらなければ英語は身に着きません。
逆に、本気でやれば英語力はすぐ伸びます。
特に初級・中級レベルであれば2~3カ月勉強すれば格段に上達し、TOEICの点数も簡単に200点ぐらいは上がります。
私自身、社会人になった当時はTOEICが565点でしたが、今となっては950点あります。
頭の堅い30代になっても英語力が伸びているので、学生や20代であればもっと簡単に英語力を伸ばせると思います。
もしモチベーションを維持するのが大変であれば、とりあえずTOEICのテストを申し込んでみるのも良いでしょう。
折角高い受験料を払ってテストを受けるので、嫌でもプレッシャーがかかります。
そして、英語学習者の中には「本気で勉強したいけど、やり方が良く分からない」という人もいると思います。
私の経験上、英語学習のポイントは以下の5つです。
・単語帳・文法書で英語の基礎を勉強(⇒ボキャブラリーを増やす)
・発音トレーニング(⇒英語の音の理解)
・シャドーイング(⇒スピーキング&リスニング力向上)
・英語日記&独り言(⇒スピーキング力向上)
・英会話実践(⇒英語力の総合的なブラッシュアップ)
人それぞれ、性格や現在の英語レベル次第で最適な勉強法は変わるとは思いますが、試す価値はあると思います。
勉強法に迷っているのであれば、まずは上記5つを試してみて、その上で徐々に自分に合った継続可能な学習スタイルを確立することを目指してみると良いでしょう。
なお、英語の勉強にアレルギー反応を示す人や、英会話に恐怖心がある人には是非ともオンライン英会話【ネイティブキャンプ】を試して欲しいです。
私はネイティブキャンプを長いこと愛用していますが、これのおかげで英語が楽しくなったので、英語初心者には本当におススメです。
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まとめ
「最近は自動翻訳の技術が進んでいるし、今さら勉強する必要性あるの?」とか、「社会人になってから英語の勉強始めるのは遅いのでは?」と考えている人は少なからずいると思いますが、今からでも英語は絶対に勉強すべきです。
日本国内でも今後ますます英語需要は高まりますし、英語の知識を少し身に着けるだけで、世界が一気に広がるので、人生を豊かにする為にも英語は必要なスキルといえます。
私自身、英語を勉強したおかげで、海外旅行に対する抵抗がなくなり、外国人との交流機会が増え、教養が増し、憧れの海外生活&給料アップという良い結果に繋がったので、本当に英語を勉強して良かったと思っています。
この記事が英語の勉強に迷っている方のモチベーションアップに繋がれば幸いです。