素人カメラマン必見!オーロラを撮影できるデジタルカメラ&スマートフォン

折角オーロラを見に行ったのであれば、オーロラの写真を撮りたいと思う人は多いと思います。

作品のような絶景のオーロラを撮りたい人、オーロラを観た証拠としてオーロラを背景に記念撮影したい人、クオリティが低くてもとりあえず自身の記録の為にオーロラを撮影したい人など、目的は様々だと思いますが、とりあえず撮りたいか撮りたくないかで聞かれたら、おそらく殆どの人が「Yes!」と答えると思います。

本記事は、そのようなオーロラ撮影に関心がある人のうち、オーロラを撮ることのできるカメラのスペックを知りたい人や、おすすめの機材を知りたい人、スマホでオーロラ写真を撮れるのかどうかを知りたい人を対象にしています。是非、オーロラ旅行に持っていくカメラ・スマホのスペックのご参考にして頂ければと思います。

必要なカメラの条件・機能、及びオーロラ撮影が可能なスマホ機種

結局のところ、オーロラ撮影で気にすべき点は「カメラの光を取り込む能力と、露出時間」です。これらが必要条件を満たしていれば、ミラーレス一眼であっても、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)であっても、スマホ(スマートフォン)であっても、オーロラは撮れます

要点

・センサーサイズはAPS-Cやフォーサーズ以上のデジカメが望ましい
・オーロラを撮影できるスマホの最低レベルはiPhone6(ただしノイズが激しい)
・2019年発売のiPhone11 ProやPixel 4はオーロラの手持ち撮影可
・シャッター速度を変更する機能は必須

以下、詳細です。

光を取り込む能力はカメラのセンサー(撮像素子)のサイズによって変わります。簡単に言えば、高級なデジカメはセンサーが大きい(フルサイズ)ので、たくさん光を取り込めます。逆にコンデジやスマホはセンサーが小さいので、暗い場所では取り込める光が足りずに真っ暗な写真になりやすいです。


↑カメラのセンサー(撮像素子)サイズ比較

オーロラ撮影に必要なセンサーのスペックとしては、理想をいえばフルサイズ、及第点としてAPS-Cまたはフォーサーズという感じです。つまり一眼レフまたはミラーレス一眼なら基本的には何でもOKです。

では光の取り込み能力が低いコンデジやスマホではオーロラで撮影したい場合にはどうすればいいのでしょうか?

一つ目の対処法として、露出時間を長く(シャッター速度を遅く)します。

露出時間を2倍にすれば、単純に光量は2倍になります

ただし、三脚を使っていたとしても写真がブレる可能性は高まります。

もし、それでもまだ明るさが足りないのであればISO感度をあげて光量のドーピングをしましょう。ISO感度とは取り込んだ光から変換された電気信号を増幅する能力のことで、ISO感度を高くすればするほど、写真は明るくなります。

ただし注意点として、ガリガリのもやしっ子(スマホ)と筋肉質なアスリート(一眼レフ)では、100m10秒で走る為に必要なドーピング量が異なり、もやしっ子の方がその後の反動が大きいように、スマホの方がISO感度をあげた時の反動が大きい(=ノイズが多い)傾向があります。

私の調査によれば、オーロラを撮影できる最低レベルのスマホ機種はiPhone 6やiPhone 7です。シャッター速度調整用のアプリが必要だったり、結局ノイズが激しかったりしてしまいますが、一応オーロラを撮ることはできるようです。

参考:iPhone6, 7でオーロラを撮影した例(外部リンク)

なお、スマホのカメラの進歩は目覚ましく、2019年に発売されたAppleのiphone11 ProやGoogleのPixel 4であればカメラのクオリティが格段にグレードアップしているので、結構綺麗なオーロラが撮れるようになっています

以下のリンク先に掲載されているオーロラ写真はなんと三脚なしの手持ち撮影らしいです。すごいですね。

 参考:iPhone11 proでオーロラを撮影した例(外部リンク)

なお、補足ですが、レンズの絞り値(F値)も光量に大きな影響があります。絞り値は水道の蛇口によく例えられますが、蛇口を全開(=レンズのF値をさげる)にすれば大量の水が流れる(=大量の光が入り込む)のに対し、蛇口を閉めれば(=レンズのF値をあげる)水の勢いは弱くなります(=光量が少なくなる)。実際に撮影する際にはこの点も覚えておくと良いでしょう。

絶景のオーロラを撮影できるデジタルカメラ3選

ここで紹介するのはあくまで普通にサラリーマンとして働いているアマチュア写真家が手を出せるレベル(レンズ込みで15万円以下)で、壁紙に使えるような美しいオーロラの写真を撮れるカメラです。お金に糸目をつけなければプロのカメラマンが使用するような超ハイスペックのカメラで超ハイクオリティの写真を撮れるのでしょうが、写真を趣味で楽しむ私程度のアマチュアカメラマンには到底手が出せません。

ということで、私自身の経験と周囲にいる写真家への聞き取り調査、及びインターネットによる調査結果をふまえ、厳選したおすすめの機材を紹介します!

 自然な色味と抱負なレンズが魅力!フルサイズ一眼レフカメラ「ニコンD750」


これは私の愛用機です。ホタルやオーロラのような淡い光を暗いところでもしっかり撮影したいと思い、手ごろな価格帯でフルサイズの一眼レフの購入を検討して色々調べた結果、この機材に辿り着きました。

プロの写真家含め、色々な方にニコンとキャノンの違いについて聞いてみましたが、ざっくりと言えば風景を撮るならニコン、人物を撮るならキャノンと、若干写真の色合いに違いが出るようでしたので、私はニコンに決めました。

後述するSonyやオリンパスよりも替えレンズの種類が豊富な点もニコンの魅力の一つです。

私はこのカメラでイエローナイフのオーロラを撮影してきましたが、何の不満もありませんでした。詳細は別記事「オーロラ鑑賞レポート」を読んで頂きたいですが、以下のタイムラプスのように十分綺麗なオーロラを撮影することができます。

 

20206月現在、価格ドットコムによるとズームレンズキットで15万円程度となっています(価格ドットコムへのリンク)。

 

フルサイズセンサーの明るさとミラーレスの軽さが絶妙!「Sonyα7Ⅱ(アルファセブンツー)」


フルサイズミラーレスの先駆けともいえるSonyαシリーズの第二世代です。友人の愛用機なので何度か使わせてもらいましたが、これもかなり光に対する感度が高いのでオーロラ撮影のように暗い場所でも綺麗な写真が撮れます。あとやっぱり嬉しいのはその軽さです。ミラーレスなのでニコンのD750よりも約200g軽いです。ただし、ミラーレスはバッテリーの減りが通常の一眼レフカメラと比べると早いので、予備バッテリーは必須です。

20206月現在、価格ドットコムによるとズームレンズキットで14万円程度となっています(価格ドットコムへのリンク)。

超軽量&低予算!「オリンパスOM-D E-M10 Mark II EZ


ミラーレス一眼カメラのエントリーモデルともいえる本機種は、フルサイズよりも小さいAPS-Cよりも更に一回り小さいマイクロフォーサーズというセンサーを搭載しています。センサーサイズが小さくなる分、その分取り込む光の量が少なくなってしまい、フルサイズやAPS-Cセンサーよりも暗所での撮影は不利となりますが、これでも十分綺麗なオーロラが撮れます。小さいので持ち運びやすいですし、「フルサイズのデジカメは高いからちょっと、、、」という人はこちらがおすすめです。

20206月現在、価格ドットコムによるとダブルズームレンズキットで5万円程度となっています(価格ドットコムへのリンク)。

まとめ

今回、私が紹介したカメラは確実にオーロラを撮影できるスペックを持っています。

購入するカメラの機種で迷っている方に是非ともおすすめしたいカメラです。

ただし、当然のことではありますが、メーカーごとに操作性の違いや色合いの違いはありますし、同じメーカーでも様々なクオリティのカメラがありますので、購入前にはしっかりと自分自身で情報収集することが大事だと思います。

本記事を読まれた方のカメラ選びの参考に少しでもなれば幸いです!