掲題の内容につき、ちょっとモヤモヤしていたのでオンライン英会話【Cambly(キャンブリー)】で複数のアメリカ人、イギリス人に詳しく聞いてみました。
その内容を以下に纏めます。
ネイティブスピーカーは「Long time no see.」を使わない
多くの日本人は「久しぶり」=「Long time no see.」と学校で習ったことがあると思いますが、実はネイティブスピーカーは殆どこのフレーズを使いません。
「Long time no see.」というフレーズは、文法的に正しくない砕けた表現であり、元々は中国語を英訳したことがこのフレーズの由来という説があります。
このフレーズを使うネイティブスピーカーも一応いるようですが、少数派の表現であることに加えて、砕けた表現ということを考慮すると、「It’s been a while.」を覚えた方が便利でしょう。
It’s been a whileとその類似表現
ネイティブスピーカーが人と久しぶりに再会した時には、
It’s been a while.
It’s been a long time.
It’s been ages.
というフレーズをよく使います。いずれも「久しぶり!」という意味です。
基本的に、これら3つのフレーズは互換性があり、同じシチュエーションで使うことができます。
ただし、ネイティブスピーカーの感覚的には、a whileは数週間~数か月、agesは半年以上のようです(※私がヒアリングした4人のアメリカ人またはイギリス人の感覚です)。
ニュアンス的には、a whileが最も会わなかった期間が短く、agesが最も長く、a long timeがその間になります。
ただし、「どれだけ待ち遠しかったか」もポイントです。
例えば、会わなかった期間がたった1カ月だったとしても、「待ち遠しくて、とても時間が長く感じた」場合には、It’s been agesが使われることがあります。
結局は、話し手の好みや感覚次第と言ってもよいでしょう。
控え目なAさんの「It’s been a while.」よりもドラマチックなBさんの「It’s been ages.」の方が短い場合もあります。
「It’s been a while since ~.」で、「久しぶりに~する」
そして、この「It’s been a while.」というフレーズは、「It’s been a while since ~.」という風にsinceと組み合わせることで、「~してから大分時間が経った」もしくは「久しぶりに~する」という意味にすることが出来ます。
例えば、久しぶりにスタバにやって来た時には、
「It’s been a while since I came here last.(前回来た時から久しぶりに来た)」と言うことができます。
また、期間限定の大好物な月見バーガーをマックで久しぶりに食べる時には、
「It’s been ages since I had this last.(最後にコレを食べた時からめちゃくちゃ時間が経った)」と言うことができます。
具体的な期間を言いたい時は、
「It’s been two weeks since I had ramen last.(2週間ぶりにラーメンを食べた)」と言うこともできます。
また、期間よりも久しぶりに「やったこと」を強調したい場合には、以下のように「for the first time」を使って、
「I had sushi for the first time in a while.(久しぶりに寿司を食べた)」と言うこともできます。
こうすることで、「It’s been a while since I had sushi last.」よりも、寿司が強調されます。
まだまだある、「久しぶり」の表現方法
その他のポピュラーな表現として
I haven’t seen you in a while.
I haven’t seen you for a long time.
I haven’t seen you in ages.
というのもあります。
また、久しぶりとは言わずに、
「How have you been? (どうしてた?)」と言うことも多いので、これも覚えておくと便利です。
まとめ
上記のように、「久しぶり」という表現一つをとってみても、英語は中々奥が深いです。
もし、ネイティブスピーカーが実際に使う表現や、細かいニュアンスの違い、肌感覚に興味があれば、オンライン英会話【Cambly(キャンブリー)】を試してみるとよいでしょう。
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