有給休暇を利用しての海外旅行。
大学の長期休暇を利用した海外旅行。
結婚式後のハネムーンとして行く海外旅行。
理由は人それぞれであるが、やはり海外旅行とは日頃のストレスから解放される最高のひととき。
しかし、それにもかかわらず、鉄板やコンロにこびりついた焦げのように、洋服やカーペットにこぼしたワインの染みのように、もしくは浴室の鏡にこびりついた水滴のスポットのように、どうしても頭にこびりついて離れないものがある。
そう、知人へのお土産だ。
有給休暇で旅行に行った社会人であれば、会社の同僚へのお土産を買わなければいけないし、学生であってもおそらく周りの友人から「お土産よろしく!」という悪気のない軽いお願いによって苦しめられることもあるだろう。
お土産選びは真面目に考えれば考えるほど、難しくなる。
現地っぽいもの、現地でしか買えないものを買いたいと考える一方で、つまらないものや自己満足っぽいものは避けたいし、何よりお金をかけたくない。それでもやっぱり万人に喜ばれるお土産を買いたい、という考えの人はとても多いと思われる。
実際、私自身も旅行先で会社へのお土産を検討する時、いつもこれらのことを考えている。
しかし、私の場合、お土産を買う時の方針は明確だ。
「現地のスーパーでチョコレート系のお菓子を買う」
個人的には、おそらくこれが最もはずれの少ない選択だと思う。
前置きが少々長くなったが、私は現在アメリカに住んでおり、現地のスーパーで定期的にお菓子を買う中で、「日本人の口に合う美味しく手ごろなチョコレート系菓子」をいくつか発見したので、以下にそれらを纏めることにする。
『Little Secrets, mini crispy wafers milk chocolate with sea salt』
個人的にはこれが非常におすすめ。ネスレの「キットカット」のように、ウエハース生地がチョコレートに包まれたお菓子で、とても美味しい。
時々感じる塩加減が絶妙なアクセントになっている。
アメリカのお菓子といえば、カラフルで甘ったるいものが多いイメージを持っている人が多いと思うが、このLittle secretsという会社が作るお菓子は化学調味料・人工着色料を一切使用せず、消費者の健康を気遣ってくれているので、なんとなく食べても安心感がある。
また、このチョコレート菓子は個包装になっているので友人・同僚に配りやすく、ばら撒き用のお土産としてはうってつけだ。一袋5ドルで、10個入っている。
また、味のバリエーションもいくつかあり、もしアメリカっぽさを少しでも出したいのであれば、「ピーナッツバター味」や「アーモンドバター味」があるので、こちらをおススメしたい。
ちなみに個包装のミニタイプの他にちょっと大きめのバータイプもあるが、こちらは一本約2ドルでミニ4つ分のボリュームになっている。
また、キットカットタイプのお菓子の他には、明治の「マーブルチョコ」を大きくして、森永の「チョコボール」のように中にアーモンドを入れたようなタイプのチョコもある。
紫と黄色という色のチョイスにはちょっと疑問を感じるが、味は美味しい。
とはいえ、日本人の口に一番合っているのはやはりミルクチョコレート味のミニバーだと思うので、まずはこれを試してほしい。
なお、Little Secretsは2014年にコロラド州で創業したお菓子メーカーで、卸し先のスーパー「Whele foods」では結構な人気商品になっているようなので、まさに絶好のアメリカ土産と言えよう。
『Sheila G’s Brownie Brittle, chocolate chip』
これも私のお気に入り。
アメリカのスーパー「Wholefoods」や「Walmart」などで購入することができる。
フロリダで創業したブラウニー店のオーナーが監修しているので、まさにアメリカ土産といえるだろう。
Brittleという名前の通り、食感はザクザクしている。
お煎餅のようにパリッとサクサクというよりは、歌舞伎揚げのようなザクザク感の方が近い。
厚さは3~4mm程度と薄く、サイズは平均すると4cm x 4cm程度(1cm程度の振れ幅あり)の長方形なので、食べやすい。
森永の「BAKE」のように若干焼いているおかげか、手で持っても殆ど手が汚れない点も魅力的だ。
内容量は約5オンス(142g)で、30枚ほど入っている。
個別包装ではないのでばらまきには向かないが、これが$4.99(税抜き)で買えるのだから本当にお買い得だと思う。
肝心の味について言えば、アメリカのお菓子であるにも甘すぎず、本当に美味しい。
BAKEを薄くし、チョコチップをちりばめつつ、食感をザクザクにした感じが最も近い表現かもしれない。
もしWholefoodsに行く機会があったり、他の場所で見かけたりした際には是非とも試してほしい。
味の種類は他にもChocolate almond, Toffee crunch, Salted caramel, Dark chocolate sea saltがあるので、もし可能ならば4種類とも試してほしい。
ちなみにこれはオーガニック食品なので、オーガニック好きで健康意識の高い人にも是非お勧めしたい。
『Chocolate Rolled Wafers』
このお菓子は「Sprouts Farmers market」というアメリカのスーパーの独自製品であり、Sproutsのみで購入することができる。
ロッテの「Toppo(トッポ)」のように、筒状のクッキー生地の中にチョコレートが詰まっおり、とても美味しい。
ただしクッキー生地はトッポよりも薄く、ラングドシャ感があるのでどちらかといえば海外の人に渡す日本土産の定番にもなっているヨックモックの「Cigare(シガール)」の方が近いかもしれないが、シガールほどバターの風味はないので、クッキー生地の食感・味で最も近いのは、ロングセラーの駄菓子「梅ジャムせんべい」かもしれない。
内容量は6オンス(170g)で、大体18本入っている。
一本の長さは15㎝ぐらい。税抜き価格で$3.49なので、個別包装ではないが大勢に配るお土産としても十分リーズナブルと思われる。
『Kettle(ケトル)のポテトチップス』
おそらくアメリカのスーパーで簡単に手に入るポテトチップスの中で一番美味しいのはこのケトルのポテトチップスだと思う。
「釜揚げ製法」で作っている為、まるでカルビーの「堅あげポテト」のようにザクザクとした食感が素晴らしい。
私のお気に入りの味はハラペーニョ味。
ハラペーニョとはメキシコでポピュラーな青唐辛子のことで、パッケージに「Hot!」と書いているので物凄く辛いのではないかと買うのを躊躇してしまう人がいるかもしれないが、実は辛さは驚くほどではない。
個人的には湖池屋の「カラムーチョ」程度の辛さで、ハバネロよりは辛くないので、よほど辛いのが苦手な人でなければ食べても問題ない気がする。このハラペーニョの辛さとほどよい酸味のおかげで私は虜になってしまった。
辛いのが苦手な人はハニーマスタード(ハニーディジョン)味を試すとよいだろう。
マスタードの風味はするが全く辛くなく、むしろハチミツのおかげでほんのり甘い。
これはこれで美味しいので、私はハラペーニョにちょっと飽きた時にはハニーマスタード(ハニーディジョン)を買うようにしている。
ケトルのポテトチップスに限らず、Pringles(プリングルス)など他のポテトチップスブランドであっても、日本では見られない味が多数アメリカのスーパーには置いてあるので、お土産の候補としてポテトチップスはアリだと思われる。
ばらまきには向かないが、自宅での飲み会や花見、バーベキューの時に持っていけばきっと喜ばれるだろう。
ちなみに割高であるが(特にハラペーニョ味)オンラインでも購入可能。
他にも色々あるので、今後も適宜追加していく予定。