11月頃にインターネットで見つけた阿寒湖の「フロストフラワー」という自然現象の写真が綺麗で幻想的だったので、今冬に阿寒・釧路に行くことを決意。気温が-15度以下で風のない朝にしか見られないらしいが、とりあえず12月中旬~3月までは見られるチャンスがあるとのことだったので、早速12月下旬に1泊2日で釧路に行くことにした(フロストフラワーについてはこちらの「北海道ラボ」のHP参照)。

朝8時羽田発のフライトで釧路に向けて出発。あまり利用者がいないのか、空港の一番端の搭乗口からバスに乗って飛行機まで移動させられた。ちょっぴり時間に余裕を持っておいて良かった。

9時30分頃釧路到着。機内から港を見下ろしてみると、海面から湯気がモクモクと上がっていて、ちょっぴり幻想的な景色だった。

飛行機を降りたらレンタカーを借り、まずは釧路駅前にある和商市場へ。ここでは自分で好きな海鮮を自由にカスタマイズしながらオリジナルの海鮮丼「勝手丼」を作ることができる。その手順は以下の通りとってもシンプル。

①まずはライスを購入。ライスの量によって値段が変わる。


②お次は好きなネタを好きなだけ購入。釧路で獲れた、普段東京では見ることのできない珍しい魚が結構いるので、選ぶのが中々楽しい。


③そして完成!雲丹とイクラを乗っけたこともあってか3000円ぐらいになってしまったけど、かなり贅沢な仕上がりとなり大満足。味は絶品だった!!ちなみにライスを買った場所で売っているかに汁もかなり絶品だったので、勝手丼を合わせて購入するのがお勧め。

また、和商市場では中々東京では出回らない「ときしらず」やその他新鮮な魚介をお土産としても購入できたので、お土産を買う場所としても中々良かった。

お次に向かったのは阿寒国際ツルセンター。釧路空港から車で約20分のところにある。阿寒はタンチョウの越冬地であり、このツルセンターでは給餌をしている為、冬場の日中はたくさんのタンチョウが飛来してくる(夏場は湿原地帯にいるらしい)。ツルといえば旧千円札、千羽鶴、JALのシンボルといったように、これまで日常生活のいたるところに関わってくる動物であるが、よくよく考えてみると今まで一度も本物のツルを見たことがなかったので、普段はあまり鳥に興味はなかったが、今回折角の機会ということでツルを見ることにした。

実はそんなに期待していなかったけど、ツルセンターは思っていた10倍くらい面白かった!私が来た時には70~80羽程度のツルがいて大分賑やかだったし、何よりツルの歩く姿や羽を広げる姿がとても優雅で、思わず見とれてしまうほどだった。

給餌の車が餌をばら撒くと、ツルが移動してきた。

優雅な鳥の象徴として、ときどき白鳥が例にあげられるが、丁度飛来していた白鳥とツルを見比べてみると、圧倒的にツルの方が美しかった。

ツルの給餌場はツルセンターの施設内からも見えるので、悪天候の日や寒いのが苦手な人は暖かい施設内からツルを観察するのも良いかもしれない。施設内には展示ルームがあるが、これもなかなか面白かった。

また、ツルセンターの向かいには道の駅がある。あまり大きくなかったが、地元の特産品が売っているので、時間が許すのであれば寄る価値はあると思った。

お次はいよいよ阿寒湖へ。道中、鹿が出没!なんと地面に「シカ注意」という注意書きが書いてある場所ピンポイントに鹿がいたので、おもわず笑ってしまった。

途中、目の前にドーンと日本百名山の雌阿寒岳がそびえ立っていた。美しい。

そしてついに阿寒湖に到着。釧路-阿寒湖間の幹線道路はしっかりと除雪がされていたが、少し脇道に入ると雪道だったのでちょっと運転するのに緊張した。チェックインする前に、阿寒湖にはアイヌコタンというアイヌの文化を体験したり、民芸品を買ったりすることができる場所があったので、ちょっと寄ってみた。こじんまりとしていたので20分ほどで見終わってしまったしまったが、雰囲気があって悪くなかった。

15:30頃、ニュー阿寒ホテルにチェクイン。部屋は阿寒湖や雄阿寒岳が見える良い部屋だった。

荷物を置いて少し休んだ後プラプラお店巡り。「えぞりす」という店がいい感じの木工品が置いてあって良かった。

夕飯はホテルのバイキング。ステーキを目の前で焼いてもらえたり、カニやイクラが食べ放題だったり、なかなか贅沢なラインナップで美味しかった。

あと、このホテルの一番の売りは露天風呂。屋上で温泉に入りながらみる星空や朝日はとても素晴らしかった。いい写真がないので、是非ホテルのホームページで確認して欲しい(ニュー阿寒ホテルHP)。

そして予定では明日の朝フロストフラワーを見る予定だった。しかし天気予報によると今晩から雲が出る為、明日の最低気温は-1℃とのことで100%フロストフラワーが見られないことがわかったので早々に諦めた。

2日目はこちら