今日は13時15分に厳原からジェットフォイルに乗らなければいけないので、朝9時前に宿をチェックアウトし、さっそく観光開始。

最初に向かったのは、内山峠。ちょっと脇道に入ると、とても見晴らしのよい展望所があった。どうやらここでは秋には「アカハラダカ」を鑑賞することができるようで、バードウィングする人にとってはとても良い所らしい。この日は季節はずれということもあってか一羽も鳥に会えなかったが、景色は良かった。

その後に向かったのは、鮎戻し。たぶん対馬で唯一のこぢんまりとした吊り橋が鮎戻しにはあるが、この吊り橋からの景色が最高!白い花崗岩の岩肌、緑の山々、青い空、なかなか絵になる光景だった。

お次はいよいよ、対馬最南端の豆酘に向けて出発。初日も2日目もちらほら見かけてはいたが、この日も写真のような「蜂洞」をたくさん見かけた。

実は対馬は国内で唯一日本ミツバチだけが生息する島といわれており、日本ミツバチの蜂蜜が有名

調べたところによると、通常、養蜂家が飼育しているのは西洋ミツバチで、西洋ミツバチは特定の一つの花から蜜を採取するのに対し、日本ミツバチは複数の花から蜜を採取するということで、味わいも結構違うとのこと。日本ミツバチの蜜には花粉も多く含まれているが、濃厚で熟成されたような味わいになるみたい。お土産に買い忘れたなぁ。残念。

豆酘に到着すると、「美女塚」という塚を発見。名称の謂れが気になって説明書きを読んでみたところ、どうやら昔、年老いた母と暮らしていた美人な娘がいたが、美人故に母と離れ離れになり、悲しみの末に自殺したらしい。ちょっぴり切なくなった。

そして、美女塚から最南端の豆酘崎に向かって車を走らせていたところ、鹿とご対面。実は対馬には鹿が大量におり、今回の旅でも遭遇するのは既に5頭目ぐらい。これまではことごとく写真撮影に失敗していたので、今回撮れた時の喜びは一入だった。

そしてついに豆酘崎に到着。灯台の周りをぐるっと15分ほどで散策。

次に向かったのは、多久頭魂(たくずたま)神社。ここはとっても良い神社だが、ただ場所がわかりづらい!境内までの入り口にアクセスする道は2通りあり、一つは南から狭い住宅地の道をぐねぐねと行く道。もう一つは北西からの道。住宅地は本当に運転しづらいので、個人的には北西からの道をお勧めする。

ちなみに、北西からのルートにおいて、駐車場に続く道への入口には上の写真のように小さな標識がある。うっかり見逃しやすいので、注意深く運転する必要がある。

境内入り口の駐車場(ただの空き地?)は結構広い。

一の鳥居をくぐって少し歩くと、写真のようにとても厳かな雰囲気の場所に出る。

近くに立っている境内案内板を見てみると、神社の数にびっくり。まさか一つの境内の中に8つも神社があるとは!

メインの多久頭魂神社は建物の中に入ることもできる。中も素敵!

多久頭魂神社の裏には巨大なご神木もある。ただでさえ神秘的なのに、なんと根元から新芽が育っていた。神秘感半端ない!

そろそろジェットフォイルの時間が迫って来たので、厳原へ。厳原でお土産を買えるポイントは(おそらく)3ヵ所。

一つは、八幡宮神社の前にある「対馬物産館」。駐車場が小さくて若干不便だが、むかいの八幡宮神社には広い駐車場があるので、神社参拝のついでに寄るのが良い。神社の駐車料金は400円。

ちなみに、八幡宮神社にはカッコいい「馬神」の像がある。競馬好きの人には一見の価値ありと思われる。

2つ目のお土産ポイントは、スーパー「Red cabbage」が入っているショッピングセンター「ティアラ」の横にある観光案内所。ここには紅茶風味の対馬名物「かすまき」が置いてあった。もしかしたら、一番ここが品揃え豊富かもしれない。

車で観光案内所に行く際には、Red cabbageの地下駐車場を使った方が良い。1時間以内なら無料で車を停めることができる

ちなみに、ここから徒歩5分ほどのところに日本三大墓地の一つである「万松院」がある。残念ながら、今回は時間の都合で行けなかった。残念!

3つ目のお土産ポイントは厳原港。品揃えはあまり多くないが、少なくとも「かすまき」は置いてあるし、お土産を買う時間がなかった人もここで買えるので安心だ。

そして13:15発のジェットフォイルで博多に向けて出航。博多には15:30着。

フライトまで時間があったので、太宰府天満宮を参拝。ワールドカップシーズンということで、おみくじがワールドカップ仕様になっていた。その後、18時からオープンした中洲の屋台でラーメンを食べ、20時のフライトで羽田へ。ホタル、登山、神社巡り、その他諸々、とにかく見どころ盛り沢山で楽しかった!