本記事をご覧になっている貴方は、きっとアウトドア好きの知人に誘われて、今まさに登山に行く計画を立てている最中だと思います。
そして、自分自身は殆どキャンプや登山の経験がない為に、こんな状況なのではないでしょうか。
・運動靴はあるけど、登山靴はない。
・ジャージはあるけど、ハイキングに使えるようなズボンはない。
・アウトドア用のリュックがない。
・ストックを買うべきかどうかが分からない
・まともな雨具も持っていない。
もしかしたら、知人に勧められるがまま登山グッズを買う方向に心が傾いているかもしれませんが、是非ここで一度立ち止まって装備のレンタルについてもじっくり考えてみましょう。
本記事では、登山用品をレンタルすることのメリットやデメリットについて解説します。
登山用品をレンタルすることのメリット
初期投資を安く抑えられる
登山は危険と隣り合わせですので、装備を整えることは非常に重要です。
周りにいる経験者の方も、「レインコートと靴は最低でも買うべき!」と言っているのではないでしょうか。
とはいえ、登山用品を一通り揃えようとすると結構お金がかかります。
例えば、雨具は蒸れにくい素材のゴアテックスがおすすめですが、上下をゴアテックスで揃えようとすると3万円くらいします。
その上、しっかりした登山靴も含めると4~5万円ぐらいになってしまいます。
そして多くの人は、「今後どれぐらいの頻度で登山に行くかもわからないのに、大金を払ってまで登山用品を買う必要があるのだろうか。」という考えがよぎると思います。
一方、やまどうぐレンタル屋
などの登山用品レンタル店では雨具上下セットと登山靴を税込み5,000円でレンタルできます。
ざっくり計算で、自分で装備を買うよりも10倍安いので、今後10回以上登山に行きそうにないのであれば、通算でもレンタルで済ませた方が安いかもしれません。
1年に一回しか山に行かないのであれば、レンタルよりもお得と感じるまでに10年もかかってしまうかもしれません。
購入前に使用感を確かめることができる
雨具、登山靴以外にもリュックやストック、ズボンなど、大抵のものはレンタルできますので、欲しいと思っているグッズが本当に自分の求めているクオリティのものなのかどうか、購入前にテストすることができます。
お店によっては、レンタル品をそのまま買い取るオプションもあります。
道具がしっかりとメンテナンスされている
登山靴を一度履いてから長いこと放置した場合、きちんとした環境で保存していないと気付いた時にはカビが生えているかもしれません。
また、雨具も使用状況次第では防水機能が低下している場合があります。
その点、レンタル品はスタッフがしっかりとメンテナンスをしていますので、安心して使うことができます。
“お蔵入り”リスクを回避できる
私は過去に「せっかく高い雨具を買ったのに全く使っていない」という声を何度か聞いたことがあります。
2~3万円も出して購入した雨具の出番がないままお蔵入りさせてしまうのは、やはり勿体ないです。
そもそも雨具は天気が良い時には使うことがありませんので、それこそ初心者はレンタルで済ませた方が経済的にお得かもしれません。
おすすめの登山用品レンタル店
山用品を貸し出しているお店は色々とありますが、個人的にはやまどうぐレンタル屋
がおすすめです。私が感じている魅力を以下に列挙します。
前日までに連絡すればキャンセル料無料で全額返金
雨の予報などが原因で登山をキャンセルまたは延期すること十分あり得ます。それ故、前日までキャンセル無料なのでは本当に助かります。
滞在先のホテルまで届けてくれる
自宅だけでなく、旅行先にも荷物を届けてくれます。このおかげで、移動中の荷物を身軽にすることができます。
富士山5合目でレンタル・返却可能
「普段、険しい山は登らないけど、富士登山には挑戦したい」という人には大変有難いサービスです。
富士山は日本一高い山だけあって、低山よりも必要な装備が多くなります。そんな装備を富士山の5合目で受け取り、その場で返却できるというサービスは、登山の負担を大きく和らげてくれます。
事前に試着可能・交換可能
新宿や河口湖、富士山五合目に店舗がありますので、東京や富士山近郊に住んでいる人は実際に借りる前に実店舗で登山グッズを試すことができます。
また、レンタル品を配達してもらう場合でも、サイズが合わない場合には変更してもらうことができます。(1万円以上レンタルしていれば、送料無料)
豊富なラインナップ
欲しいと思う道具は基本的にあります。雨具や登山靴だけなく、リュック、ストック、ヘッドライト、膝サポーター、コンパスなど、登山に必要なグッズはかなり豊富に揃えてあります。
10年以上の豊富な営業実績
やまどうぐレンタル屋
は2010年以降、15万人以上に利用されている登山用品レンタルショップです。
多くの顧客を獲得しているだけあって、やはりスタッフの対応にも安心感があります。
登山用品レンタルのデメリット
これまで登山用品の魅力を色々と書き綴ってきましたが、もちろん道具のレンタルは良いことだけではありません。こんなデメリットがあります。
何度も借りる場合、割高になってしまう
レンタル当初は1,2回だけだと思っていたのに、気づいた時にはすっかり登山にはまって何度もレンタルしてしまっていた、という場合には道具のレンタル費用を払ったことに損した気持ちになってしまうかもしれません。
靴擦れの可能性
履き慣れない靴を履いていると、靴擦れを起こす可能性があります。
ただし、中古で柔らかくなった靴の方が新品の靴よりも靴擦れを起こしにくい場合もあるので、結局は靴との相性次第だと思います。
登山靴の靴擦れは半日以上歩いてようやく気付く場合がありますので、可能であれば登山前にしっかりと靴の感触は確かめておきましょう。
靴擦れした状態での下山は本当にキツイです(体験談)。
新品ではない
レンタル用品は新品同然の綺麗なものが多いですが、やはり新品ではありません。中古を気にする人には向かないと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
メリット・デメリットを比較しつつ、実際に登山用品レンタルショップのホームページなどもチェックして、是非ともご自身のスタイルに合った方法で登山を楽しんでください!
おまけ:雪山グッズもレンタルがいいかも?
初心者にはハードルが高くなってしまいますが、雪山に行く時にも登山用品のレンタルはとても便利です。
雪山に行くとなると、雪山靴の登山口が必要になりますし、アイゼンやピッケルなど必要な装備品が増えます。
装備品は自信の命綱となりますので、理想としては自分の使い慣れたものを持っていきたいところですが、ロープウェイでいける雪山を少し散歩する程度、もしくはところどころ残雪がある程度のある山に行く場合には、アイゼンをレンタルするのはありでしょう。