雪を楽しむ春の雲取山登山(1泊2日)八丁橋~富田新道~雲取山~天祖山

基本データ(山域、標高、標準コースタイム)

山域:秩父多摩甲斐国立公園
場所:奥多摩(東京都・埼玉県・山梨県の県境)
標高:2017m(雲取山)
登山口の標高: 709m(八丁橋)
標準コースタイム:1日目:6時間(八丁橋~富田新道~雲取山荘)、2日目:6時間30分(雲取山荘~芋の木ドッケ~天祖山~八丁橋)

登山の記録

1日目(八丁橋~雲取山荘)

4月の下旬、友人と雲取山を一泊二日で登ろうということになり、朝9時頃、車で八丁橋の駐車場に到着。準備運動等をしてから9時15分、登山開始!

富田新道に通じる道への入り口には、通行止めの看板が立っていた。柵が閉まっていて車両は入れないようになっているが、歩行者の進入は禁止されていないので、柵の脇を通って通過。

最初の一時間程はよく整備された舗装路が続く。

10時20分頃、唐松谷への分岐に到着。このまま道路を進むと「大ダワ」まで行けるみたいだが、今回は富田新道を歩こうということで、林道に入ってく。

清流沿いの道を歩いていると、吊り橋が出現!何歳になっても吊り橋はテンションがあがる。

11時頃、富田新道への分岐に到着。落ち葉のせいもあって、道が若干分かりづらいが、道標に従って右に曲がる。

途中、道がとても分かりづらい場所があった。この写真では、テープの巻いていある木の左側に行くのが正解。右側は一見道があるように見えるが、気のせいだった。

途中、休憩するのに丁度よい丸太と切り株を発見(たぶん地形図上で尾根の幅が若干広くなる標高1414mくらいの場所)。富田新道に入ってから急登があって少し疲れていたので、ここで休憩。

富田新道を黙々と歩いていると、なんと雹が降ってきた!

13時にサワラノ平を通過し、13時30分に権衛ノ頭を通過。小雲取山分岐には14時に到着。この頃には大分雪が積もっていた。

大分雪が強くなり、雷も鳴っていた為、この日に雲取山の山頂に行くのは断念。まきみちを通って、雲取山荘に行くことにした。

まきみちは既に数十cmほど雪が積もっていた。

14時40分、ようやく雲取山荘に到着!

各部屋には炬燵が置いてあった。少し寒かったので、有難かった。

2日目(雲取山荘~芋の木ドッケ~天祖山~八丁橋)

朝起きると、辺りはすっかり銀世界。朝日に照らされる樹氷がとても綺麗。昨晩山頂に行けなかったので、この日は5時40分に登山開始。

6時10分頃、山頂に到着!雲取山の標高が2017m、今年が2017年ということで、今年限定?の記念標識が立っていた。

いやー、雪景色がとっても綺麗!30分程、山頂で雪景色を眺めながらうっとりしていたが、6時40分頃下山開始。

7時20分、大ダワに到着。

大ダワから20分ほど歩くと、この先アイゼンが必要という立て看板が。我々はしっかりアイゼンを持ってきているので、そのまま通過。

途中、振り返ると山の上部だけが冠雪した雲取山が見えた!とても美しい。

8時30分、芋の木ドッケに到着。

長沢背稜を歩いていると、途中とても見晴らしの良い場所に出た。ここからはこの後通る予定の天祖山がよく見えた。

長沢背稜の道は所々、木の根っこがひしめいていて歩きづらい。

10時、長沢山に到着。眺望は良くなく、とっても地味なピークだった。

樹林帯を黙々と歩き、

11時50分、天祖山に到着。写真を撮り忘れてしまったが、厳かな雰囲気の神社があった。

12時55分、急傾斜の山道を一気に下ると、廃墟と化した建物に到着。

そして14時10分、無事八丁橋まで下山した。疲れた!

総評:雪のおかげで楽しさ倍増!登り応えがあり充実感もすごい

雪が降るという予想外の事態はあったが、むしろ雪のおかげで山頂から綺麗な雪景色をみられて良かった。

1日目に歩いた富田新道は、よくある里山の樹林帯の道という感じだったが、その手前に吊り橋があったこともあり、全体としては良い道だった。

ただ、2日目に歩いた長沢背稜から天祖山を通って八丁橋まで降りるコースは、全体的にあまり眺望がよくない一方でコースは長いので、ちょっとイマイチであった。

総評としては、雲取山は登山口から距離があり、初心者が登るにはちょっと体力的に厳しいかもしれないが、登りごたえのある良い山と感じた。