活火山の力強さ、カラフルな池&高山植物を楽しむ雌阿寒岳日帰り登山 コースタイム実績:4時間

基本データ(山域、標高、標準コースタイム)

山名:雌阿寒岳
場所:北海道釧路市
標高:1,499m
登山口の標高:710m(野中温泉登山口)
標準登山時間:5時間(雌阿寒温泉登山口⇒雌阿寒岳⇒オンネトー⇒雌阿寒温泉登山口ルート)

登山の記録

8月初旬、朝9時に釧路市内のホテルを出発し、10時30分に雌阿寒岳登山口(野中温泉側)付近の駐車場に到着。

駐車場から道路沿いに100mほど北東に向かって歩いたところに登山口がある。ここで入山者名簿に忘れず記帳し、10:30登山開始。

樹林帯を歩いていると、尻尾がモフモフした可愛い動物が出現。何という動物かは分からなかったけど、とりあえずエゾリスではなさそう?

30分程歩くと、樹林帯を抜けて大分見晴らしがよくなった。この日は曇りだった為、遠くの景色は見えなかったが、それでも十分絶景だった。

4合目手前にイワブクロが咲いていた。

4合目付近で山頂の方を見上げるとこんな感じ。赤茶けた土とハイマツの緑色のバランスが素晴らしい。

途中、ハイマツの中から天狗みたいな形をした岩が顔を出していた。下山後、この岩が有名なスポットかどうか調べてみたが何も情報が出てこなかったので、勝手にテング岩と命名することにした。

メアカンキンバイ(黄色い花)やメアカンフスマ(白い花)も道のいたるところに咲いていた。

8合目手前。大分岩がゴツゴツしてきた。

12:10、ついに山頂到着!なんと嬉しいことにちょっとだけ晴れてきて青い空が見えた。これはチャンスと思い、阿寒富士をバックに記念撮影。他の登山客が台の上に乗っていたので、僕らも乗ってしまったけど、もしマナー違反だったらごめんなさい。

山頂では、目の前で火口から噴煙が立ち昇っていた。火口の覗きこんでみると、ところどころ黄色い硫黄の結晶が析出していた。硫黄の匂いも結構強く、活火山ということを実感させられた。圧巻だった。

山頂から阿寒富士の方を見ると、圧倒的なスケール感で岩や地層が露出していた。

また、非常に面白いことに山頂には「赤沼」、「青沼」とよばれる赤い水たまりと青い水たまりが存在する。こんなに近距離で色が異なるなんて不思議だ。

きっと硫黄化合物が酸化⇒硫酸となって岩石から鉄イオン溶けだし⇒酸化鉄が懸濁、という色々なプロセスを経て赤沼は赤く見えるのだろう、とか微粒子が光を散乱させた結果、青沼は青く見えるのだろう、と根拠のない妄想をしていた。本当のところはどうなのだろうか、気になる。

12:40、昼食をさくっと済ませ、下山開始。阿寒富士の方向に向かってごつごつした岩場を下る。

今回は時間がないので、阿寒富士を横目にオンネトーに向かって下っていく。山の雰囲気からして、山頂はとても見晴らしが良さそうなので、いつか登ってみたい。

6合目を過ぎた辺りから再び樹林帯に戻った。

14:00、ついに下山!登山開始から僅か3時間20分。想定よりもかなり早く下りてこられた。

駐車場に戻るまでの道中、オンネトーの湖畔を通った。エメラルドブルーの色をしていて綺麗だった。

そして14:45、ついに駐車場に到着。楽しかったー。

ちなみに今回の登山コースは図の赤い矢印で示したルート。この案内によると一周約5時間程度かかりそうなところ、4時間で帰ってこられたので結構いいペースだったみたい。

総評:意外とカラフルで見どころ沢山!手頃で初心者も楽しく登れる活火山

釧路市内からは90分程ドライブすれば登山口に辿り着けるのでアクセスは結構良い。

樹林帯やハイマツの緑、山頂付近の赤茶けた岩々、エメラルドブルーのオンネトー等、色とりどりの絶景が楽しめるだけでなく、様々な高山植物、立ち昇る噴煙等、見どころが盛り沢山で非常に素晴らしい山だと感じた。

登山時間が4時間程度と短めで体力的にあまりきつくないので、ファミリー登山としても十分楽しめると思われる。

今回の登山は天気があまり良くなかったので、またいつか快晴の日に改めて登ってみたい。