基本データ(山域、標高、標準コースタイム)
山域:霧ケ峰高原(車山、蝶蝶深山、八島湿原)
場所:長野県茅野市、諏訪市
標高:1,925m(車山)、1,800m(車山肩駐車場)1,630m(八島湿原)、
標準コースタイム:3時間50分(霧ケ峰一周:車山肩⇒車山⇒蝶蝶深山⇒八島湿原⇒車山肩)
トレッキングの記録
この日は朝5時起床で、ホテルの部屋から日の出鑑賞。蓼科山の後ろから昇る朝日が綺麗だった。1日目(北八ヶ岳登山)の記録はこちら
朝食後、8時30分頃にホテルを出発。近くの白樺湖畔にあるローソンで昼飯を購入し、ヴィーナスラインで車山肩を目指す。
ヴィーナスラインはとても景色が良く、走っていて気持ちの良い道だった。道のいたるところには駐車スペースがあり、アルプスの山々や八ヶ岳、富士山の絶景を堪能することができた。
車山肩よりちょっと低いところにある富士見台は北アルプスの眺望が素晴らしかった。
そして9時10分、車山肩の駐車場に到着。
車山肩~車山山頂まで
9時30分、トレッキング開始!
車山の山頂に向かって歩きだして数分、ニッコウキスゲが群生しているのを発見!
緩やかで歩きやすい道をひたすら歩く。日差しが強いのに、日陰がなくてとにかく暑かった。熱中症への対策が必要と感じた。
また、道のあちこちでハクサンフウロやナデシコ、シャジンもたくさん咲いていた。
タマムシソウも何箇所かで見られた。
途中、正面に八ヶ岳と富士山がドーンと鎮座していた。素晴らしい!
ゴルフボールみたいな気象レーダーが山頂の目印となっている。山頂まであともう少し!
そして10時20分、車山の山頂に到着!コース自体は優しい道だったが、暑さで疲れたこともあり、少し休憩。
山頂には車山神社があった。麓の諏訪大社と同じ神様が祀られているとのことで、御柱祭の時期には、大勢で1925mの山頂まで御柱の曳き上げを行うとのことであった。いつか祭りを見に来てみたい。
また、ゆっくり休憩していると人がどんどん増えてきた。中にはハイヒールの女性もいて驚いたが、実はリフトで山頂まで来られることを後で知って納得した。
車山山頂~物見岩まで
10時40分頃、休憩を終えて蝶蝶深山方面に向かって再出発。リフト横の階段を黙々と下る。階段からは蓼科山や昨日登った北横岳が良く見えた。とてもいい景色!
ちなみにここの階段は思いのほかツルツルしていて、何度か滑って転びそうになった。要注意!
そして11時4分、分岐に到着。課外授業中?の中学生がたくさんいた。
ここにはヤナギランが群生していたので、暫く写真撮影タイム。そして11時20分、出発。
相変わらず日陰が全くない道が続く。天気が良く、見晴らしは素晴らしいが、とにかく暑い!
沢渡への分岐を通過すれば、蝶蝶深山まではあともう少し。
来た道を振り帰るこんな感じ。蓼科山や気象レーダーが遠くに見えた。
そして11時53分、蝶々深山に到着!ここでお昼休憩をとり、12時15分に出発。
12時36分、物見岩に到着。
物見岩~八島湿原まで
物見岩から八島湿原までの道は草木が茂った道が続く。
途中、八島湿原を見下ろすとこんな感じ。
13時20分、八島湿原近くのトイレに到着。少し休憩。
八島湿原~車山肩まで
湿原が近づくと、ニホンジカによる踏み荒らしや食圧を防ぐ為の防護柵が出現。柵をくぐって通過。
13時32分、八島ビジターセンター駐車場方面と沢渡方面に行く道の分岐に到着。ビジターセンターに行くとかなり大回りになってしまうので沢渡方面に行くことにした。
湿原横の道は眺望があまり良くない。歩きやすい砂利道を黙々と歩く。
14時5分、日陰の全くない道を40分程歩き疲れていたところ、いい感じの木陰を発見!助かったー!ここで涼みながら食べたみかんの缶詰がとても美味しかった。
14時15分、気力・体力が充実したところでゴールに向かって再出発。歩きだして5分もしないうちに舗装路に出た。
ここまでは一般車も入れるようで、少し歩くとカフェまであった。
そして14時25分、最後の登り開始!ここから車山肩までは標高差約150mの登りとなる。
黙々と登る。
14時55分、ついに車山肩まで戻ってきた!
疲れたし、暑かったので車山肩駐車場の売店でサイダーを購入。美味かったー。
その後、帰る前に諏訪インターチェンジ近くの諏訪大社上社本宮を参拝。なかなか立派な神社だった。
総評:日陰が少ないけど、見どころに溢れた素晴らしいハイキングコース
急勾配は殆どなく、全体的には傾斜が緩やかで歩きやすい道だった。
また霧ヶ峰は、八ヶ岳・富士山、アルプスの山々の全てを堪能できるだけでなく、ニッコウキスゲ、ヤナギラン、ハクサンフウロ等、様々な種類の花を鑑賞することも出来るので、とても贅沢な高原という印象を持った。
コースタイムも長くないので、家族連れでのトレッキングには最適な場所だと思う。
ただ、日陰が殆どなく、炎天下でのトレッキングは結構疲れるので、日焼け・熱中症対策は必須だと感じた。