【比較】NativeCamp(ネイティブキャンプ)とCambly(キャンブリー)はこんなに違う!
本記事のポイント

・ネイティブキャンプとCamblyでは、①教材、②講師、③受講システム、④値段、において大きく異なる点がある。

各社の最大の強み
ネイティブキャンプ:「レッスン回数無制限」「コスパ最強」という点。

Cambly:「講師のほぼ全員がネイティブスピーカー」という点。

こんな人に向いている!
ネイティブキャンプ:英語を使ったコミュニケーションスキルを上げたい人、英語を話すことに対する恐怖心を克服したい人、とにかく英会話の経験を積みたい人

Cambly:ネイティブが使う自然な英語表現を身に着けたい人、細かい英語表現のニュアンスを理解したい人、ネイティブスピーカーが話す英語のリスニング力をあげたい人

私は現在、ネイティブキャンプとCamblyの両方を同時に、1年以上愛用しています。

本記事では、自身の経験を踏まえ、ネイティブキャンプとCamblyのどちらを選ぶかで悩んでいる人向けに、「何が違うのか?」「どういう人がネイティブキャンプに向いているのか?」または「どういう人がCamblyに向いているのか?」について解説したいと思います。

長い文章を読むのが面倒という方は、記事後半の「ネイティブキャンプが向いている人、Camblyが向いている人」の部分に本記事のポイントが詰まっていますので、その部分だけでも読んで頂けたら幸いです。

ネイティブキャンプとCamblyの違い

両社の違いを理解する上で、ポイントは以下の4点です。
①教材の質・量
②講師の質
③レッスンの受講システム
④値段
それぞれについて以下に説明します。

①教材の量・質

ネイティブキャンプの方が圧倒的に教材数は多いです。しかも説明が日本語で書かれていますので、英語初心者にとって理解しやすい作りになっています。

下図のような教材選択画面から、その日のレッスンで使いたい教材を選ぶことができます。なお教材は縦スクロール形式です。

一方、Camblyは教材数が少なく、日本語訳もついていないですが、情報がよく整理されたスライド形式の教材になっているので、使い勝手は結構良いです(下図はCamblyの教材の一例です)。

また、試験対策教材として、ネイティブキャンプではTOEICと英検対策教材があり、CamblyにはIELTS対策教材があります。

加えて、ネイティブキャンプは「英語が4倍の速度で学べる」と謳われる学習法「カランメソッド」の正式認定校でもありますので、カラン教材が利用可能です。

ネイティブキャンプ Cambly
教材の構成 縦スクロール形式 スライド形式
教材数・種類 非常に多い ちょっと少ない
日本語訳 日本語訳付き 全て英語(日本語無し)
対応している試験対策教材 TOEIC&英検 IELTS
特記事項 カランメソッド正式認定校  

②講師の違い

ネイティブキャンプとCamblyでは講師の特徴が大きく異なります。

まず講師の国籍に関して言えば、ネイティブキャンプはその名前とは対照的に、アメリカやイギリス出身の講師は非常に少なく、むしろフィリピン人やセルビア人が圧倒的に多いです。

一方、Camblyの講師は北米、イギリス、オーストラリアなど、英語ネイティブ圏出身がほぼ100%です。

その結果として、ネイティブキャンプの講師の英語は若干ローカルな訛りがあるものの、非ネイティブということで発音が明瞭で日本人にも聞き取りやすい場合が多いです。

一方、Camblyの講師は、英語参考書の音源のように非常に綺麗な英語を話す講師は多数いるものの、ネイティブにありがちな音の脱落や音の結合のせいで、聞き取りにくい場合も多々あります。

また、特筆すべき講師の特徴として、生徒やレッスンに対する姿勢はネイティブキャンプとCamblyの講師では異なる傾向が見られます。

ネイティブキャンプの講師は、レッスンの合間に「Do you have any questions?」と聞いてくれるので、生徒の理解度を気にしてレッスンをしてくれていることがよく伝わってきます。

一方、Camblyの講師は、「会話を楽しむ」というスタンスで、そんなに気配りをしてくれない傾向(※勿論、気配り上手な講師も多数います)があります。

なお、両社共通の特徴として、在籍講師数は多いので、24時間いつでも誰かしらの講師が利用可能です。

ネイティブキャンプ Cambly
講師の国籍 フィリピン人、セルビア人が多い。次いでアフリカ出身の講師が多い。 英語ネイティブ圏(北米、イギリス、オーストラリアなど)
ネイティブ講師の数 非常に少ない ほぼ全員
講師の発音 非ネイティブの訛りが多少あるが、聞き取りやすい 参考書のように綺麗な発音の講師もいれば、ネイティブ独自の話法(音の脱落、音の結合など)のせいで難解な場合もある
講師数 非常に多い。24時間いつでも多数の講師が利用可能 多い。24時間いつでも多数の講師が利用可能だが、実感として若干ネイティブキャンプより少なく、講師の選択肢が限られることもある
「生徒の理解度を確認しよう」という思いで生徒に歩み寄ってくれる講師が多い傾向あり 「会話を楽しもう」というスタンスの講師が多く、「教える」という意識が低い傾向あり

③レッスン受講システム

両社とも共通して、24時間、予約不要でいつでもレッスンの受講が可能です。

予約レッスンも可能ですが、ネイティブキャンプの場合は予約する度に追加費用が発生するので注意が必要です(非ネイティブ講師:約200円、ネイティブ講師&日本人:約1000円)

レッスン時間・回数に関しては、ネイティブキャンプでは1レッスン26分、受講可能レッスン数は無制限です。好きなだけレッスンを受けることができます。

一方、Camblyは契約プラン次第です。一日のレッスン時間は15分、30分、60分から選択可能で、一週間のレッスン数も週1回、3回、5回、7回から選択できます。

両社ともレッスン中の画面は似たようなものですが、若干ネイティブキャンプの方が融通が利きます。

一方、Camblyではレッスン動画を録画してくれますので、後日、講師の発言内容や自身の発音などを復習することができるのでとても便利です(下図は復習動画の一例。講師がチャットボックスに書き込んだコメントもレビュー可能です)。動画はダウンロードすることもできます。

ネイティブキャンプ Cambly
レッスン受講可能な時間帯 24時間 24時間
予約 予約不要(予約する為には追加費用発生) 予約不要(追加費用発生なしで予約も可能)
レッスン時間 26分  15, 30, 又は60分(契約プラン次第)
レッスン回数 無制限 週1, 3, 5, 7回(契約プラン次第)
画面構成 基本はカメラ・チャットボックス・教材の3分割。画面構成や幅を自由に変更可能。 基本はカメラ・チャットボックス・教材の3分割。画面構成の自由度は殆どない。
特記事項   レッスンの録画機能あり

④料金

無制限でレッスンを受けられるネイティブキャンプは月額6,480円です。

一方、Camblyは、最安にしようと思ったら月額2,074円にまで抑えることができますが、もし週5日1レッスン15分にした場合には月額7,794円になりますので、ネイティブキャンプよりもレッスン単価はかなり高いと思います。

また、ネイティブキャンプではファミリープランが利用可能で、2親等以内の家族は月額1,980円で家族会員になることができます。

ネイティブキャンプ Cambly
料金 月額6,480円(2020年9月現在) 契約プラン次第で大きく変わります。最安価格は月額2,074円(週1日15分1年契約)、週5日15分1年契約の場合は月額7,794円です(2020年9月現在)。
割引 2親等以内の家族はファミリープランで割引価格(月額1,980円) 長期契約するほど安くなります

ネイティブキャンプが向いている人、Camblyが向いている人

両社を丁寧に比較すると、上記のように色々と違いがありますので、当然ネイティブキャンプに向いている人やCamblyに向いている人が出てきます。

両社のヘビーユーザーである私自身の経験を踏まえつつ、ネイティブキャンプに向いている人、Camblyに向いている人について解説します。

ネイティブキャンプに向いている人

ネイティブキャンプ最大の強みは「レッスン回数無制限」「コスパ最強」という点ですが、それに加えて、非ネイティブ&多国籍の講師陣、生徒への配慮がある講師、日本語の解説つき多種多様の教材が利用可能、という特徴もあります。

これらを踏まえると、以下のような人がネイティブキャンプに向いています。

ネイティブキャンプに向いている人

・英語に対する恐怖心、抵抗感をなくしたい人
・英語を使ったコミュニケーションスキルを高めたい人
・旅行英会話レベルの英語力で十分な人
・英語をアウトプットする力を養い人
・日本語訳がある英語教材を使いたい人
・手取り足取り指導して欲しい英語初心者の人
・学習テーマ、勉強法を自分で考えるのが苦手な人
・色々な国出身の人と話したい人
・英語を出来るだけたくさん使いたい人
・1日1レッスン以上のペースで英会話レッスンを受けたい人
・コスパ重視の人
・家族でお得に英会話レッスンを受けたい人

このリストの内、3つでも条件に当てはまるようであればネイティブキャンプを試してみることをお薦めします。

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Camblyに向いている人

Cambly最大の強みは、「講師のほぼ全員がネイティブスピーカー」という点ですので、正しい発音、言葉の微妙なニュアンス、ネイティブが実際によく使う表現、TPOに適した英語表現を知るには最高の英会話スクールです。

それに加えて、レッスン動画の録画機能のおかげで復習がしやすいという特徴も踏まえると、以下のような人がCamblyに向いています。

Camblyに向いている人

・ネイティブスピーカーの発音に慣れたい人
・正しい発音を身に着けたい人
・リスニング力を高めたい人
・ネイティブスピーカーの間で実際に使われる表現を知りたい人
・参考書で学んだ英語が本当にネイティブに使われているのか疑問に思っている人
・質の高い英作文の添削を受けたい人
・ビジネスメールやプレゼンテーションなど、フォーマルなシーンで英語を使う人
・自身の発音や発言をレッスン後に復習したい人、
・レッスン中に上手く聞き取れなかったフレーズを復習したい人
・英語関連の質問を積極的に講師に質問したい人
・自身で英語学習の課題を見つけられる人

このリストの内、3つでも条件に当てはまるようであればCamblyを試してみることをお薦めします。

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まとめ

上記のように、ネイティブキャンプとCamblyは全く異なる2つのオンライン英会話スクールではありますが、どちらも非常に素晴らしい英会話スクールですので、どちらを選んでも間違いなく英語力は向上すると思います(両方同時に利用するのもアリだと思います)。

英語力を向上させる最大のコツは、「とにかく英語を使うこと」ですので、是非、これらの英会話スクールを活用し、出来る限り英語に触れて頂ければと思います。

本記事が、少しでも英会話スクール選び、及び英語学習の参考になれば幸いです。