スピーキングテストで英語の上達度を把握しよう！大手オンライン英会話３社の比較

英語の勉強を続けていると、自身の英語力がどれぐらい上達したのか知りたくなる時があると思います。

しかしTOEICや英検などの試験は高額の受験料がかかりますし、会場に行く手間もあるので、気軽に受けられるものではありません。

その一方で、オンライン英会話の「スピーキングテスト」を利用すれば、非常にお手頃に自身の英語レベルをチェックすることができます。

オンライン英会話スクールのスピーキングテストを利用するメリットは、①自宅にいながら短時間で英語力が測定できる、②結果が24時間以内にわかる、③実質無料でテストを受けられる、④毎月定期的にテストを受けることにより、自身の英語力の推移を定量的に把握することができる、という点にあります。

私はこれまで大手4社のオンライン英会話（ネイティブキャンプ、Cambly、DMM英会話、レアジョブ）を試してきましたが、Camblyを除く3社ではそれぞれ独自のスピーキングテストがありました。

それぞれの主な特徴を纏めると下表のようになります。

	レアジョブ	DMM英会話	ネイティブキャンプ
所要時間	約20分	約20分	約5分
テスト方式	機械式	対面のレッスン形式	機械式
出題数	24問（全5パート）	11問（全5パート）	7問
採点方法	AI	講師	AI
スコア算出方法	CFER準拠レベル（6段階）とレアジョブレベル（10段階）の2通り	30点満点＆7段階評価の2通り	ネイティブキャンプ独自の10段階評価
テスト受講可能頻度	月１～２回（受講コースによる）	適宜（テスト数に限りあり。初級・上級各10種）	月１回
テストのおすすめ度	◎	△	×
公式サイト

正直、レアジョブのスピーキングテストが圧勝です。他2社と比べて遥かにクオリティが優れています。

ちなみにレアジョブが採用しているCFER準拠レベルとその他英語能力試験のスコアとの換算表は以下の通りです。

各社スピーキングテストの詳細

各スピーキングテストの詳細について以下に説明します。

レアジョブ

比較した3社の中では断トツで素晴らしい「スピーキングテスト」を提供しています。
所要時間は約20分で、問題は全部で5つのパートに分かれます。

下図は実際のテスト画面の一例（Part2）です。画面上に「Guide」と「Question」が表示された後、制限時間内に回答を音声入力します。

テストはAIが採点し、下図のように結構立派なフィードバックシートを24時間以内（実質1~2時間以内）に受領できます。

AIによる採点なので、採点基準に一貫性がありますし、出題数も他2社より充実しているので、結果の信頼度も相対的に高くなります。

フィードバックで自身の長所・短所を把握できるのも嬉しいところです。

DMM英会話

所要時間は約20分です。レッスン形式のテストになりますので出題者・採点者はどちらも講師です。

テストは「スピーキングテスト初級（判定レベル2~6）」と「スピーキングテスト上級(判定レベル4~8)」の2通りあるので、自身のレベルに合ったテストを選ぶ必要があります。
下図のように、初級・上級どちらもテストは10種類あります。

テストの構成は以下の通りです。

実際のテスト画面は下図のように、画面左側に問題、右側に映像とチャットボックスが表示されます。

テスト結果は下図のように24時間以内に講師からのフィードバックとして受け取ることができます。

ただし、講師によって採点基準は変わると思いますし、あまり評価の一貫性はないと思われます。
また、結果に対する特に深い分析もありません。

ネイティブキャンプ

全部で7問、所要時間は約5分です。
毎月一回だけ、スマホアプリのみで受けられます。

下図はテスト画面の一例です。

結果は下図のように24時間以内（実質1時間以内）に受領できます。語彙、文法、流暢さ、発音の4項目について評価され、総合的にはレベル1~10の10段階で評価されます。

正直な感想として、ネイティブキャンプのAIによる採点は結構辛口だと思います。自身の実感している英語力や他の英語テストの結果と比べて、かなり低めに評価をされる傾向があります。

まとめ

3社ともスピーキングテストはありますが、そのクオリティにはかなり差があります。

レアジョブのテストが最も出題数が多く、出題形式や採点方式のいずれの観点においても他2社より優れているので、個人的にはおすすめです。

質の高いスピーキングテストを定期的に受けたい人にはレアジョブが向いているかもしれません。