日本人にとって最も身近な海外旅行先を聞かれれば、多くの人がハワイを思い浮かべると思います。
しかしハワイ旅行といっても大半の人がオワフ島にあるホノルルに行ってしまい、まだまだハワイ島に行く人はホノルルと比べると少ないのが現状です。
たしかにショッピング好きの人はホノルルの方が楽しいかもしれませんが、個人的には断然ハワイ島の方が楽しいと思います。
本記事では実際に私がハワイ島旅行をした経験に基づき、ハワイ島を旅行するなら絶対に抑えておきたい観光スポット、及び旅行計画を練る上でのポイントについて紹介したいと思います!
絶対に抑えておくべき溶岩スポット2選!キラウェア火山と溶岩ウォーク
ハワイ島(別名:ビッグアイランド)はハワイ諸島で最も大きな島で、多数の火山が存在しています。
火山はハワイ島のシンボルであり、溶岩鑑賞は観光の最大の目玉ですので、ハワイ島に行って溶岩を見ないというのは、行列のできるラーメン屋に行ってラーメンを食べないようなもので、本当に勿体ないです!
どんなに時間がなくても必ず以下2点の内どちらかは行く様にしましょう。
ハワイで唯一の世界遺産「キラウェア火山国立公園」
言わずと知れたハワイ島のナンバーワン観光地です。
ハワイの神話に出てくる「火の女神ペレ」が住んでいると場所と言われています。
最大の見どころは煮えたぎる溶岩で真っ赤に染まるハレマウマウ火口です。
ヘリのツアーを利用しない限り、直接ドロドロ溶岩を見ることは出来ませんが、夜の暗い時間に行けば、真っ赤に染まる火口の迫力に圧倒されるでしょう。
【※追記】2018年5月の噴火以降、火口が真っ赤に染まる様子は見られなくなってしまったようです。
また、キラウェア火山国立公園内には、「サーストン溶岩洞窟」というドロドロ溶岩が作り出した天然の巨大トンネルの内部に入ることもできます。この規模の溶岩トンネルは火山大国日本でも決して見られないので、必見です!
ドロドロ流れる溶岩を間近で観察できる「溶岩ウォーク」
固まる前の流れる溶岩は見たくても簡単に見られるものではないので、ハワイ旅行を特別なものにする為にも是非とも観に行くべきです。
2018年12月時点では、「カラパナ」というハワイ島南東の町周辺でトロトロ溶岩を見ることができます。
駐車場からトロトロ溶岩の場所までは結構距離があり、レンタル自転車で30分+ゴツゴツした岩場を1時間ハイキングという体力的にもちょっとしんどいですが、それを覚悟してでも行く価値はあります!
私がハワイ旅行を振り返った時に、何が一番特別な思い出だったかと聞かれれば、間違いなく「目の前をトロトロと流れる真っ赤な溶岩を見たこと」と挙げます。
本当に衝撃的で印象的な光景でした。
ハワイ島には魅力的な観光地はたくさんありますが、ハワイ島で最も「特別感」のある経験は間違いなくトロトロ溶岩でしょう。
【※追記】2018年5月の噴火以降、アクセスができなくなってしまったようです。
出来る限り行きたいハワイ島ならではの魅力が詰まったスポット3選!
宝石ペリドットで埋め尽くされたグリーンサンドビーチ
ハワイ島には世界的にも珍しい緑色のビーチがあります。
このビーチでは「かんらん石(英語名:オリビンOlivine)」という火成岩中に含まれる鉱物が砂浜を形成しているのですが、なんとこのかんらん石は宝石ペリドットと同じ鉱物です。
かんらん石の中で特に綺麗なものをペリドットと呼ぶらしいですが、このグリーンサンドビーチはまさにほぼ全ての砂がかんらん石ですので、まさにペリドットのビーチといっても過言ではありません!
一般車両では近くまで立ち入ることができず、アクセスが悪いので若干秘境感がありますが、この綺麗なビーチも溶岩でできたハワイ島ならではの景観といえますので、是非とも訪れてみてください。
ただし、砂の持ち帰りは法律で禁止されています。決して容器に詰めて持ち帰らないようにしてください。
ウミガメに出会えるかも?プルナウ黒砂海岸(ブラックサンドビーチ)
グリーンサンドビーチと対照的に、真っ黒な砂浜もハワイ島には存在します。こちらは砕けて粉々になった溶岩が形成したビーチですが、こちらもハワイ島ならではの珍しく美しい景観ですので、一見の価値ありです。
しかもこの場所は好ウミガメ鑑賞スポットとして知られており、頻繁にウミガメが出没します。
ドライブがてら簡単に立ち寄れるスポットですので、是非訪れてみてください。
ハワイ諸島の最高峰「マウナケア山」
マウナケア山はハワイ諸島で最も高い山で、その標高は4015mあります。
富士山よりも高いので、冬にマウナケア山頂から夕日鑑賞をすれば雪が真っ赤に焼けて、形容しがたい絶景を見ることができます。
山頂に行く途中にあるオニズカビジターセンター周辺では、ハワイ固有の高山植物「シルバーソード(銀剣草)」を見ることができますが、こちらは独特な形をしているので一見の価値ありです。
また、マウナケア山には世界各国・各研究機関の天文台が設置されており、日本の「すばる天文台」の見学ツアーもあるようですので、星が好きな人はこちらのツアーに参加するのも良いでしょう。
なお、一般車両での山頂へのアクセスは禁止されていますので、ツアーに参加する必要があります。
時間に余裕があるなら行くべきスポット4選
UCCコナコーヒー農園
コーヒーを飲む人であれば誰もが知っているUCCのコーヒー農園がハワイのコナという場所にあります。
コナコーヒーといえばちょっとした高級コーヒーですので、ここで農園見学や焙煎体験しつつ、試飲したりお土産を買ったりしちゃいましょう。
ハワイ土産の定番「ビッグアイランドキャンディーズ」
工場併設のチョコやクッキーのお土産屋さんです。ハワイ島土産の定番中の定番といえるでしょう。お店の人に頼めば大抵のものは試食させてもらえるので、気になる商品は是非試食させてもらいましょう。
アカカの滝
ヒロの市街地から北へ30分ほど車を走らせた場所にあるハワイ島最大の滝で、その落差は130mです。華厳の滝を彷彿とさせる立派な滝です。駐車場から滝までのアクセスは徒歩5分程度で、一周800mほどの散策路の途中にあります。
Kona Brewing(コナビールの醸造所)
コナにあるローカルビールの醸造所です。見学ツアーがあったり、人気のレストランが併設されていたりするので、ランチを食べに寄るのが良いと思います。
時間を持て余した時に行きたい場所5選
コナ旧市街
コナビール醸造所のすぐ近くに位置している。多くのショップが立ち並んでおり、パレスや教会を訪れることもできるので、食事やお買い物、お土産を探しで少し時間を潰すことができます。
レインボー滝
ヒロ市街地から車で10分程の場所にある滝です。アカカの滝より小さいですが、綺麗な滝です。滝のすぐ脇に生えている面白い形状の木も見どころです。
ショッピングモール/スーパーマーケット
ハワイ島の観光スポットは自然がメインですが、ヒロにあるモールやスーパーに行くのも楽しいと思います。ローカルスーパーやWalmartでハワイ限定エコバッグを買うのも良いでしょう。
カメハメハ大王像
ハワイ諸島を初めて統一したカメハメハ大王の像はハワイに3つあり、一つはオアフ島のホノルル、残り2つはハワイ島のヒロまたはカパアウにあります。日本人でも有名な大王様ですので、時間があればヒロ市内にある銅像にでも立ち寄ってみましょう。
ロコモコ発祥の店「Café 100」
ヒロ市内には元祖ロコモコの店と言われているカフェ100という店がある。元祖=絶品というわけではないので、味に過度な期待をするのは禁物だが、是非抑えておきたい店です。
まとめ・モデルコース
以上に述べたように、ハワイ島での観光プランを練る時は、キラウェア火山もしくは溶岩ウォークをベースに考えるとよいでしょう。
主要観光スポットは島の右半分に多いので、ホノルルからハワイ島に日帰り旅行に行く場合にはコナ空港ではなくヒロ空港の方が良いかもしれません。
私がハワイ島旅行に行った時には成田―コナ間のJALの直行便を使ったのでコナ空港スタートでしたが、結局ヒロのホテルに滞在しました。
1つのモデルコースとして、以下の私の旅行記が旅行計画の参考になれば幸いです。
ハワイ旅行記1日目。UCCコーヒー農園でコナコーヒーの焙煎体験したり、プルナウ黒砂海岸でウミガメを見たりしつつ、最後はキラウェア火山に行きました。
ハワイ旅行記2日目。午前中にアカカの滝を訪れ、午後はマウナケア山頂まで夕日を観に行くツアーに参加しました。
ハワイ旅行記3日目。この日のメインは溶岩ウォーク。マグマの活動が弱まっていた為、オーシャンエントリーは見られなくなっていました。